昨日ちょっと悲しいニュースがありました。
梅本洋一さん死去 「カイエ・デュ・シネマ・ジャポン」(朝日新聞デジタル) - Y!ニュース headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130312-… この先生にはお世話になったな…ご冥福をお祈りします
— (ΦωΦ)さん (@mike_neck) 2013年3月12日
梅本先生には大学の3年から4年の、
超域文化学科表象文化論での
映像文化論系で合計6単位くらいをもらいました。
ゼミといういわゆる普通の大学にあるような
制度のない教養学部超域文化学科において、
非常に親しく付きあわせていただいた先生でした。
性格も気さくな方で、
授業の打ち上げでイタリア料理屋で御飯食べて、
映画について語るとか(授業外でもかよ!)、
卒業するのが日本一難しい超域文化学科表象文化論のなかで、
唯一、心のオアシスを提供してくださる先生でもありました。
ヌーヴェルヴァーグから現代の映画まで幅広く抑えている方で、
多分、今僕の映画を見るときの視点を鍛えてくださった方だと思います。
例えば、僕の下記の記事を参考
任侠、車、光と影-ビートたけし『アウトレイジ・ビヨンド』について
僕がまだ2年生の時に映画の授業を受けたのですが、
ストーリー偏重主義・ストーリー解釈主義的な見方を、
一刀両断して、「映像の中で何が映っていたかを見なさい」と
教えてくれたことは今でも忘れません。
さすがにロバート・ロッセンの『リリス』のレポートだけはまじでキツかった。
「少女が妖艶であるとか、そんなのはどうでもいい、あの最後の水のシーン、
あれがこの映画の最大の実験であり、見どころである」
とバッサリ斬られました。
(この辺りは青山真治、阿部和重、中原昌也の対談していた本(タイトル忘れた)でも取り上げられています。)
日本はとてもいい人材を失ったなーと残念な気がします。
(おまいらがいい人材になれということでしょう。)
というわけで、ご冥福をお祈りします。
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