2012年2月29日水曜日

The next work of Art in the age of Informational Reproduction - 2

さて、前回は英語も交えて意見を書いていたのですが(意見は何も書いていないけど)、

ここから先はいわゆるベンヤミンの思想を中心に語っていきたいと思っていて、

それを英語で書き表すには若干英語の書く力が足りないので、

日本語だけでやります。

ご了承ください。

アウラ


『複製技術時代の芸術作品』に登場するメインのテーマである「アウラ」。

これは一般的にはオーラとか呼ばれて、「アノ人独特のオーラを発しているよね」の「オーラ」と同じようなものととりあえず解釈しておいてもらいたいと思います。

で、この本を読みなおそうとしたのですが、『複製技術時代の芸術作品』の晶文社版を探したら手元に無く、

岩波学芸文庫版の解説付きのやつを読もうと思ったら持っていなくて、

どうしようと考えた結果、とりあえず簡略に書いてある三島憲一の『ベンヤミン』(講談社学術文庫2010年)があったので、

そちらに準拠しながら考えていきたいと思います。

ベンヤミンが『複製技術時代の芸術作品』にて述べようとしていたことを三島の解釈を元に簡単に書いていきます。

  • それまで芸術作品として呼ばれているものは、宗教的な儀礼の道具であった
    • 近づきがたいものとしての存在として輝いていた
    • 触ってはならないものとしての尊厳を誇示していた
  • 脱魔術化の傾向(プロテスタンティズムなど)の中で、そうした儀礼の道具からは礼拝上の価値が失われ、展示的な価値が生まれてきた。
    • 額縁に飾られる絵画は教会のフレスコ画に比べて移動させることが可能である。
    • 展覧会のための芸術作品が生じてくるようになる
      • かつては教会を訪れてフレスコ画を鑑賞することにより、「今ここで目の前に」フレスコ画「がある」という一回限りの体験という尊厳があった。
      • この一回性の尊厳を当面「アウラ」と呼ぶことにする。
      • 展示的な側面の価値が優劣になると、「今ここで目の前に」「ある」という一回性「アウラ」が減少する。
  • しかし、展示のための芸術作品はその作品が「1つだけである」という点で「アウラ」が完全に消えきっているわけではない。
  • 一方で印刷術の発展、映画という複製技術によってもたらされる芸術作品では、作品はもはや「1つだけ」という事実が排除されている。
  • 「アウラ」の消失そのものをベンヤミンが「芸術の終焉」と捉えているのではなく、「政治の美学化」(政治を儀礼の場にする、信仰の対象とする)によって最終的に戦争を目的とするファシズムに対向する手段として捉えていた。
  • 「アウラ」の消失によって狙うのは芸術の政治化である。

つまりベンヤミンの『複製技術時代の芸術作品』は、

芸術作品というのはかつてはそれが置かれている土地へ移動しなければ享受することが出来なかった対象であったという時代から、

芸術作品は複製によって享受でき、いつでもそれを享受できるものへと変化しつつあるという弁証法的な流れの中に

位置づけようと試みた批評であったと考えてよいであろう。


さて、ここではベンヤミンの「アウラ」概念の概説を眺めたわけであるが、我々は一度、これをマルクスに基づいて再評価していくことになる。

続く。












追記

Amazonで検索したら『ベンヤミン・コレクション-1 近代の意味』が挙がっていて、実はそれを持っていたらしい…orz

The next work of Art in the age of Informational Reproduction - 1

Today I read my Time Line in the Twitter, I found an interesting Tweet.
今日、タイムラインを眺めていたら、ちょっと気になるツイートを見かけました。





Well, there is some change in a singer's vocalization according to the linked article.
さて、このリンク先の記事を読むと、最近のボーカリストの発声が何かおかしいらしい。


I quote most important part for me from the article .
重要だと思われる部分を少し、引用してみたい。

まっすぐ歌うボーカリストが多い

《節回し(しゃくり)が全く出来ていない、というかやっていない》ということです。歌の入りから語尾までまっすぐ歌っているのです。

どうしてそんな不自然な歌い方をするのでしょうか?

これは最近の音楽業界が作っているCDに問題があるのでは?と思えてなりません。

実際にデビュー予備軍のボーカリストに「どうして語尾も含めてまっすぐ歌うの?」と私が訪ねると、「私が好きなアーティストがそう歌っているから」と答えました。

愛情のない歌の直しがはびこっている

最近はDAWの発達でいとも簡単に歌を直せてしまうため、音楽制作者側が音程や節回しを直し過ぎている現状があります。せっかくナチュラルな良い節が入っている歌を、むやみやたらとまっすぐ線を引くように、直してしまうのです。

…(中略)…

以前【ボーカルエディット】の記事にも書きましたが、通常皆さんが聴いているCDは、ボーカリストが何本かレコーディングした歌の中で、良い部分を選んで、それをつなげて1本の歌にしているんですね。

歌選び(ボーカルセレクト)をきちんとした歌は、ピッチ修正やタイミングを直すより、とても良い歌に仕上がります。
ただ、ボーカルレコーディングは通常6~7回は歌うので、当然膨大な量の言葉を聴き分ける事になり、かなり大変な作業になります。


10 years ago I was working on DTM and recording musics so that i know to compile musical fragments into one works takes much times and is hard work.

一応、オレも10年前くらいに、DTMとかレコーディングとかやったことあるので、このあたりの作業は半端無く時間がかかる大変な作業だったと記憶しています。



Especially 10 years ago, instruments called sampler(like AKAI MPC2000XL or Roland MC-808) was commonly used, to create music is to compile some sampled sounds into one music.

特に10年前はサンプラーと呼ばれる楽器(赤井電機のMPC2000XLとかRoland MC-808など)が一般的によく使われていて、音楽の制作というのは収集したサンプルを組み立ててひとつの楽曲に編集する作業といっても過言ではありませんでした。


Sometimes we took a cool sample sounds from records or CDs which inspired us to create new works.

時にはレコードやCDなどのカッコイイ音は新しい曲を作るモティベーションにつながりました。


By the way, these style of creating work of art, to make works with by copying and pasting amount of fragmentation, had been already mentioned by some critics 40 - 50 years ago. In them there are Jack Derrida having mentioned it as "ecritur", and Walter Benjamin in his 'The Work of Art in the Age of Mechanical Reproduction'.

しかし、これらの手法というのは既に40~50年前の批評家たちからすでに登場することがすでに言及されていました。例えば、ジャック・デリダは『エクリチュール』という概念でそれを指摘していたし、ヴァルター・ベンヤミンも『複製技術時代の芸術作品』という本で指摘しています。


We can imagine the thought of them via cinema. For example, Yasujiro Ozu, Japanese famous movie director, might think that editing and compiling fragment is most important phase of creating movie. His movie is was construct of small parts of fragment shots.

映画を通してその考えは理解できる。例えば、小津安二郎、日本を代表する映画監督は、編集こそが映画を作り上げると考えていた節がある。彼の映画は小さなショットの連続で構成されている。


to be continued...

続く

2012年2月25日土曜日

Gradle、ちょっと面倒な所

どうも。

ビルドツールではGradleを一押ししているのですが、
まだまだ開発中故に残念なところがあるので、
そのメモです。

Dependencyの指定にGStringが使えない




プロジェクトの依存ライブラリーを指定するときに、
同じGroupIdで同じバージョンを使うときに、
プロパティを設けておいて、
それを利用する方がのちのち便利です。

Groovyの場合、文字を展開するのに便利なGStringクラスがあり、
変数を置き換える際にそれを利用します。

というわけで、dependencyの指定にはGStringを利用したいわけです。



上記のbuild.gradleでは、
GAEのバージョンやSlim3のバージョンをプロパティに設定して利用しているわけですが、
こんな感じのエラーが発生します。



GStringStringにキャストできないということらしいです。

対策


仕方が無いので、カッコ悪いですが、toString()メソッドを利用します。



これはソースを読んで、パッチでも送りましょうかね…

Windowsでの問題


Macなら多分問題はないと思いますが、
Windowsでやっていると、
文字コードの問題が出てきます。

これについては、@nobeansさん『豆無日記』「Gradleで文字エンコーディングを指定する方法」に詳しく書かれています。

先ほどのbuild.gradleでWindowsでコンパイルする場合、こんなエラーが出ます(コードページは932、ソースはUTF-8)。



@nobeansさんのページに書かれたとおりに修正するとこんな感じのbuild.gradleファイルになります。



これで、なんとかうまく走りました。



ココらへんは、今年中にmilestoneが30くらいまでになるというGradleですので、対策してくれるんじゃないかななどと勝手に期待してみたり…


追記:2012/02/25 8:45

@orange_cloverさんからアドバイスがあったページ
『設計と実装の狭間で。』の「[Gradle]Gradleで文字エンコーディングを指定する方法」に書いてあった方法でも
エンコーディングの指定が可能なようです。



ところが、ひとつだけ残念なところが…



IntelliJ IDEAの10.5だとエラーになってしまうんですよね…

もちろん実行できますが…


2012年2月22日水曜日

MavenからGradleに移行するただひとつの理由

MavenかGradleか?

この前の日曜日、MavenかGradleかといった論争がTLを賑わしていました。


Gradleがいいよとか、Mavenがいいよとか、Ivyだよとか、sbtだよとか、やっぱここは老舗のAntだとか…

Gradle一押しのオレの意見


MavenからGradleへ移行するたった一つの理由










それは











特にない




Mavenでちゃんとビルドができているプロジェクト、それでいいんじゃない。
それで顧客に価値が提供できているという時点で、Mavenは大きな貢献をしていると思います。

Gradleでビルドができているプロジェクト、それでいいんじゃない。
SpringとかHibernateなんかがそうです。
それで顧客に価値が提供できているという時点で、Gradleは大きな貢献をしていると思います。

だから、そういうプロジェクトがMavenからGradleへ無理に移行することもとくにないと思うし、GradleからMavenへも然り。

Mavenのpom.xml読みづらいけど、IntelliJ IDEAで読めば、結構読める。
そもそもpom.xmlわかりづらいっていう問題は、数カ月努力すれば読めるようになる。
これはオレの経験則から。
Antのbuild.xmlよりはわかりやすいですよ。pom.xml。


GradleやMavenを本当に導入するべきプロジェクトというのは、

開発者各自がjarとかzipとかをダウンロードしたり、特定の端末でないと商用ビルドができないとか、特定の担当者がいないとビルドができないとかそういう属人的、属端末的、個々人がバラバラ的なプロジェクト、そういうプロジェクトにこそ導入するべきだと思うわけです。

その意味で、
@ikeike443さんのツイート「ライブラリを探すのに未だにGoogleで検索して適当に見つかったものを手でダウンロードして、依存関係は手と目で一生懸命さがして解決して、みたいにやってる方いるもんなあ。プロダクションではまたバージョンの違う組み合わせのライブラリを使ってて動かないみたいな。」が最も的を得ていると思いました。


というわけで、多分世の中にたくさんあるであろう各自が勝手にライブラリーを落としてきて自分とこだけうまくいくようなプロジェクトにこそ、Mavenは導入してもらいたいし、Gradleは導入してもらいたい。

2012年2月19日日曜日

久々にAppEngineをやってみた。

まあ、以前も小川さんの『Slim3』本を写経していましたが、かなり忘れていたっていうのもあるので、写経しました。

だいぶAppEngineのバージョンも上がっており、
色々と気になるところはありますが、
まだまだ情弱なオレのことですので、
基本をもう一回みっちりと叩きこんでおきたいと思います。

使用した環境は以下のとおりです。

  • IDE : IntelliJ IDEA 10.5
  • Google AppEngine 1.6.2.1
  • Slim3 1.0.15
  • maven 3.0.4
  • gradle-milestone-8

一応必要そうな依存性はpom.xmlで集めましたが、
ここは、小川さん、わかめが嫌いそうなGradleでやって見ることにします。

なお、今回はテストはChapter5-Section3-example1のコードを少し改造してやっています。

まずは、pom.xml



長いです。

pom.xml情弱のオレには辛かったです。
この編は小川さんのサポートがないと生きていけません。

これをbuild.gradleで書きなおしてみました。



テストコードはこんな感じです。



Gradleでの実行結果はこんな感じです。



mavenでの実行結果はこんな感じです。




maven情弱のオレにはmavenは敷居が高すぎましたorz


2012年2月18日土曜日

Developers Summit 2012 17-D-7 実践Androidデベロッパーズテストにて講演してきました。

通称デブサミ2012の二日目最終セッションでAndroidテスト部の一員として講演してきました。

講演資料はスライドシェアにあります。
こちらの26ページから56ページを担当させて頂きました。

また、その期間のツイートはtogetterにまとめてあります。

なお、今回の講演にあたってサンプルで作成していたアプリケーション「お小遣い・ログ」のソースコードはGitHubにて公開しています。

Twitter上で私をフォローしていただいている方はご存じの方も多いかもしれませんが、最近の私のTwitterのプロファイルは「冬眠中」となっています。

実は、これは文字通り意味していまして、若干過眠症気味な状態になっています。

そういったわけで、今回資料を作成するにあたっては、メンバーの皆さん @snskさん@nowsprintingさん@ussy00さんには大変ご迷惑をおかけいたしました。

ここで感謝を表したいと思います。

また、今回の資料を作成するにあたって、何度か会社を休んでしまいました。

相談に乗っていただいた株式会社トップゲートの加藤社長ならびに同僚の皆様にも大変感謝しております。


2012年2月15日水曜日

今さらJavaのCalendarとか調べた

Calendar#add(int, int)の動きが気になったので、ちょっと確認した。



結果はこうなった




2012年2月13日月曜日

AndroidのUnit Testをするなら読んでおきたいコード

単なるリンクメモ


Activityのテスト関連

  • android.test.ActivityInstrumentationTestCase2<T>
    • Activityのテストを書く時に継承するクラス。有無を言わず読んどけ。
  • android.test.ActivityTestCase
    • ActivityInstrumentationTestCase2<T>が継承しているクラス。とりあえず、すこしだけ読んどいたほうがいいかも。
  • InstrumentationTestCase
    • ActivityInstrumentationTestCase2<T>が最も依存しているクラス。より高度な知識を得たい時には読んどいたほうがよい。
  • android.test.InstrumentationTestRunner
    • テストを起動するActivityと同等のもの。もしJUnitと同等のレポートを出力する場合には、このクラスを改造するので読んでおいたほうがよい。
  • android.app.Instrumentation
    • InstrumentationTestRunnerの基底クラス。JUnitと同等のレポート出力するために読んでおきたい。



2012年2月12日日曜日

単語がわからんでもどうにかなる英字新聞

ど~も。


受験生の頃から英単語を覚えるのが苦手で、今でも単語がよくわからなくて困っていたりします。


まあ、そういう時に文脈から推測する方法を身につけておけば、安心です。意外と何とかなります。


というわけで、今日(2012/02/12)のTHE NIKKEI WEEKLYから例文を取り出してみました。


Japan tested, Asia approved

Marketing strategies honed in Ginza give Western designers confidence in rest of Asia.

It is no secret: Much of the rest of Asia is overshadowing Japan's economy. In at least one regard, however, the Land of the Rising Yen remains the king of consumerdom: Not only is Japan a major source of earnings for the West's luxury labels, it is a laboratory for new marketing strategies.



まず、見出し1から。

「Japan tested, Asia approved」から、「日本テスト、アジア認められる」こんな感じですね。
受験英語ではどうやら後から訳すことが多くて、後ろから理解したい気がしなくもないですが、左から右へ因果関係がたいてい書かれていますので、この流れを掴んでおきましょう。



見出し2。

わからない単語があります。
「hone」「confidence」。
なんだかわかりませんね。
とりあえず、ほうっておいて読んでいきます。
訳していくと、「マーケティングの戦略…銀座で」「西欧のデザイナーに…を与える」「のこりのアジアでの」となります。

見出し1から推測すると、「日本で確認して、アジアでうまくいく」みたいな因果関係が有りそうなので、この部分も同様に解釈してみます。
で、「日本で確認」することによってデザイナーが何を与えられるかと考えると、うまく行ったという「自信」が与えられるのでは?と推測できます。
というわけで、「confidence」は「自信」ではないかと推測できます。

で、ここまでいくと、「honed」という単語は意味がわからなくてもなんとかなりそうです。おそらく「tested」とほぼ同意なのかと推測できます。

というわけで、訳すと「マーケティング戦略を銀座で試すことによって、西欧のデザイナーは自信を持って他のアジアの国々に展開することができる」となります。



本文1

「It is no secret」はいいですよね。「秘密でないこと」=「明らかなこと」って感じですね。

さて、「overshadowing」という単語がよくわかりませんね。
「shadowing」とすると、なんか影を追っかけているのか、もしくは「影になっている」という感じがしますが、「over」が付いているので、なんかよくわかりませんね。

まあ、でも前に「明らかなこと」と説明が付いているので、現在の経済状況を鑑みると、日本よりも他のアジアのほうが元気なので、そういうような意味でとっても構わなそうですね。

というわけで、「Much of the rest of Asia is overshadowing Japan's economy.」を訳してみると「他のアジアの国々のほうが日本の経済よりもいい感じである」となりそうです。



本文2

長いので、「consumerdom」で区切ります。

区切ったのはいいけど、「regard」と「consumerdom」がよくわかりませんね。というか、「consumerdom」にいたっては、造語っぽいですね。

「regard」はよくメールの最後に使いますね。「Best Regards」みたいな感じで。あれも意味わからんで書いているのですが、まあ「物事」というくらいに捉えておけばいい単語なのかなと思っています。

ところで、この文章では「however」という反対の意味を強調する接続詞がついていますね。なので、文としては前の文の反対の意味のことを言おうとしていることがわかります。前の文では「日本やばい、アジアすごい」ということを述べていますので、この文では「日本すごい」ということを述べようとしているというのがわかります。

「Rising Yen」というのは、昨今の日本円に関する情報を考えると、「日本円の高騰、円高」という意味でしょう。
円高になると何がどうなるか考えると、1 euroが130円だったのが80円くらいになっているわけで、今まで1,000 euro=130,000円したバッグが、今では80,000円で買えることになります。

そしてこれまでの文意「日本でテスト、アジアで攻める」という文意からすると、日本での消費はあくまでテストであって、アジアが本命ということになります。
逆に日本人側からの心理で行けば、今までよりも安く買えるので西欧のブランド品を気軽に試せるという話になります。

そうすると「consumerdom」というのは「consumer」消費者を象徴するような意味の単語であるというのが推測が付きます。

ところで「dom」で終わる単語なんか他になかったっけ?と考えてみると、「kingdom」という単語が浮かんできます。「kingdom」は「王座」というイメージがあるので、「consumerdom」は「消費者の座」という意味であると推測できそうです。

まあ、このあたりをまとめると「しかし一つの点においては、昨今の円高によって消費大国の座にいることに変わりはない」と訳せそうです。



本文2後半

「not only」と聞いたらすぐに「but also」を思いつきます。しかし、この文章には「but also」はありません。
ここで、「not only」の対称は「Japan」であることが書かれています。
そしてこれまでの文から対比されるのは「rest of Asia」ですので、暗黙的に「but also rest of Asia」が書いてあると解釈します。

あと、「Not only is Japan」となっていますが、これは倒置法ですね。まあ、何かを強調したい時に使うやつですね。
「but also」が省略されていることから、これは残りの「a major source of earnings」という部分を強調するわけではなくて、それ以外のことを強調しようとしています。
それが何かというと、「,」以降の部分になります。

訳すと「日本だけが主要な収入源として西欧のレーベルに寄与しているわけではない(他のアジアの国も寄与している)」となります。

まあ、のこりの部分はそれほど難しくありませんね。
「(日本は)新しいマーケティング戦略の実験場としても寄与している」となります。
そして、先の倒置法のぶぶんからあわせても、この部分が強調されていて、「日本で新たな製品のテストをしてアジアで稼ぐ」という文意が読み取れてきます。


というわけで、単語がわからなくてもなんとか読んでいくことができます。
英語と聞くとビビってGoogle翻訳さんに頼りたくなりますが、まあ私も頼っていますが、文章の主張自体は推測で大体つかめるので、たまにはgoogle先生に頼らず英文を読んでみてはいかがでしょうか。

2012年2月4日土曜日

JavaFX初心者がJavaFXに挑戦してみた…を修正してみた

昨日のエントリー「JavaFX初心者がJavaFXに挑戦してみた」pom.xmlがひどかったので、修正した。

昨日のアレで問題の箇所は、dllを無駄にコピーした所です。

pom.xml

    <dependencies>
        <dependency>
            <groupId>javafx</groupId>
            <artifactId>javafx</artifactId>
            <version>2.0</version>
        </dependency>
        <dependency>
            <groupId>junit</groupId>
            <artifactId>junit</artifactId>
            <version>4.10</version>
            <scope>test</scope>
        </dependency>
    </dependencies>



このように書いておけば、dll依存地獄に陥らないで済みます。

pom.xml

    <dependencies>
        <dependency>
            <groupId>javafx</groupId>
            <artifactId>javafx</artifactId>
            <version>2.0</version>
            <scope>system</scope>
            <systemPath>C:/Program Files/Oracle/JavaFX 2.0 SDK/rt/lib/jfxrt.jar</systemPath>
        </dependency>
        <dependency>
            <groupId>junit</groupId>
            <artifactId>junit</artifactId>
            <version>4.10</version>
            <scope>test</scope>
        </dependency>
    </dependencies>




2012年2月3日金曜日

JavaFX初心者がJavaFXに挑戦してみた

JavaFXに興味はなかったんですが…

javascriptのテストをJUnitから実行できるんでね?


こんなことをつい言ってみてしまったので、まあJavaFX触ってみることにしました。

準備


  • Java 1.7.0_02
  • IntelliJ IDEA … version10です。すみません。
  • Maven3.0.4
  • JavaFX2.0


とりあえず、Java7使っています。Java1.6系でも動くらしいです。

家でのコーディングにはほとんどeclipseを使いません。IntelliJです。

試しにmvnコマンド叩いたら、バージョンが2.2.1というひどい状態だったので、最新の3.0.4を入れました。

JavaFX2.0インストールした記憶がないのに、インストーラーを起動するとすでにインストールされている旨エラーメッセージが表示されて、なんでだろうとC:\Program Files\Javaの中を漁っていましたが、結局、見つからず(´・ω・`)して、32bit版をダウンロードしてインストールし…

っていう時に、インストール先がC:\Program Files\Oracleということを知り、探したらありました。


artifactId…


さて、ビルド周りをきっちりやりたいので、mavenでプロジェクトを作ります。

単純にIntelliJでCreate new Project from Scratchして、maven moduleを選択しただけですが…

さて、javafxもmavenからライブラリーを落としてこよっと思ってmavenrepositoryを検索したら残念なコトにartifactIdがございませんでした。

さて、こういう場合はローカルにあるjarをローカルリポジトリーに登録するらしいです。
特にOracleのプロダクトに関してそういうことが多いようです。


というわけで我々もやってみました。


C:\>workspace\JavaFxWebView > mvn install:install-file -Dfile=jfxrt.jar -DgroupId=javafx -DartifactId=javafx -Dversion=2.0 -Dpackaging=jar


それをpom.xmlに指定して、ってな感じでやると見事!プロジェクトに取り込まれました。


pom.xml




2012/02/04 2:50 修正


DLL地獄!?


ここを参考に超シンプルな実装をしてみました。





Creative Commons License
MikeBrowser by Shinya Mochida a.k.a. mike_neck is licensed under a Creative Commons Attribution 3.0 Unported License.

(∩´∀`)∩ワーイということで、早速コンパイル。


C:\>workspace\JavaFxWebView > mvn clean compile




コンパイル通りました。

では早速実行しましょう。


C:\>workspace\JavaFxWebView > mvn exec:java -Dexec.mainClass="org.mikeneck.jfx.MikeBrowser"




Σ(゚д゚lll)ガーン落ちたー。



C:\Users\mike\.m2\repository\javafx\javafx\bin\mat.dll



mat.dllがないらしい。

まあでもブラウザーを持っていたりするんだから、そうなるよね。

さて、このmat.dllくんはどこにいるのかな?

いた!


C:\Program Files\Oracle\JavaFX 2.0 SDK\rt\binにいるそうです。

残念、これは手でローカルリポジトリーに上げるしかなさそうです。

ということで、手で突っ込んでみた。


では、気をとりなおして、再実行!

やりました!出てくれました!