2012年2月12日日曜日

単語がわからんでもどうにかなる英字新聞

ど~も。


受験生の頃から英単語を覚えるのが苦手で、今でも単語がよくわからなくて困っていたりします。


まあ、そういう時に文脈から推測する方法を身につけておけば、安心です。意外と何とかなります。


というわけで、今日(2012/02/12)のTHE NIKKEI WEEKLYから例文を取り出してみました。


Japan tested, Asia approved

Marketing strategies honed in Ginza give Western designers confidence in rest of Asia.

It is no secret: Much of the rest of Asia is overshadowing Japan's economy. In at least one regard, however, the Land of the Rising Yen remains the king of consumerdom: Not only is Japan a major source of earnings for the West's luxury labels, it is a laboratory for new marketing strategies.



まず、見出し1から。

「Japan tested, Asia approved」から、「日本テスト、アジア認められる」こんな感じですね。
受験英語ではどうやら後から訳すことが多くて、後ろから理解したい気がしなくもないですが、左から右へ因果関係がたいてい書かれていますので、この流れを掴んでおきましょう。



見出し2。

わからない単語があります。
「hone」「confidence」。
なんだかわかりませんね。
とりあえず、ほうっておいて読んでいきます。
訳していくと、「マーケティングの戦略…銀座で」「西欧のデザイナーに…を与える」「のこりのアジアでの」となります。

見出し1から推測すると、「日本で確認して、アジアでうまくいく」みたいな因果関係が有りそうなので、この部分も同様に解釈してみます。
で、「日本で確認」することによってデザイナーが何を与えられるかと考えると、うまく行ったという「自信」が与えられるのでは?と推測できます。
というわけで、「confidence」は「自信」ではないかと推測できます。

で、ここまでいくと、「honed」という単語は意味がわからなくてもなんとかなりそうです。おそらく「tested」とほぼ同意なのかと推測できます。

というわけで、訳すと「マーケティング戦略を銀座で試すことによって、西欧のデザイナーは自信を持って他のアジアの国々に展開することができる」となります。



本文1

「It is no secret」はいいですよね。「秘密でないこと」=「明らかなこと」って感じですね。

さて、「overshadowing」という単語がよくわかりませんね。
「shadowing」とすると、なんか影を追っかけているのか、もしくは「影になっている」という感じがしますが、「over」が付いているので、なんかよくわかりませんね。

まあ、でも前に「明らかなこと」と説明が付いているので、現在の経済状況を鑑みると、日本よりも他のアジアのほうが元気なので、そういうような意味でとっても構わなそうですね。

というわけで、「Much of the rest of Asia is overshadowing Japan's economy.」を訳してみると「他のアジアの国々のほうが日本の経済よりもいい感じである」となりそうです。



本文2

長いので、「consumerdom」で区切ります。

区切ったのはいいけど、「regard」と「consumerdom」がよくわかりませんね。というか、「consumerdom」にいたっては、造語っぽいですね。

「regard」はよくメールの最後に使いますね。「Best Regards」みたいな感じで。あれも意味わからんで書いているのですが、まあ「物事」というくらいに捉えておけばいい単語なのかなと思っています。

ところで、この文章では「however」という反対の意味を強調する接続詞がついていますね。なので、文としては前の文の反対の意味のことを言おうとしていることがわかります。前の文では「日本やばい、アジアすごい」ということを述べていますので、この文では「日本すごい」ということを述べようとしているというのがわかります。

「Rising Yen」というのは、昨今の日本円に関する情報を考えると、「日本円の高騰、円高」という意味でしょう。
円高になると何がどうなるか考えると、1 euroが130円だったのが80円くらいになっているわけで、今まで1,000 euro=130,000円したバッグが、今では80,000円で買えることになります。

そしてこれまでの文意「日本でテスト、アジアで攻める」という文意からすると、日本での消費はあくまでテストであって、アジアが本命ということになります。
逆に日本人側からの心理で行けば、今までよりも安く買えるので西欧のブランド品を気軽に試せるという話になります。

そうすると「consumerdom」というのは「consumer」消費者を象徴するような意味の単語であるというのが推測が付きます。

ところで「dom」で終わる単語なんか他になかったっけ?と考えてみると、「kingdom」という単語が浮かんできます。「kingdom」は「王座」というイメージがあるので、「consumerdom」は「消費者の座」という意味であると推測できそうです。

まあ、このあたりをまとめると「しかし一つの点においては、昨今の円高によって消費大国の座にいることに変わりはない」と訳せそうです。



本文2後半

「not only」と聞いたらすぐに「but also」を思いつきます。しかし、この文章には「but also」はありません。
ここで、「not only」の対称は「Japan」であることが書かれています。
そしてこれまでの文から対比されるのは「rest of Asia」ですので、暗黙的に「but also rest of Asia」が書いてあると解釈します。

あと、「Not only is Japan」となっていますが、これは倒置法ですね。まあ、何かを強調したい時に使うやつですね。
「but also」が省略されていることから、これは残りの「a major source of earnings」という部分を強調するわけではなくて、それ以外のことを強調しようとしています。
それが何かというと、「,」以降の部分になります。

訳すと「日本だけが主要な収入源として西欧のレーベルに寄与しているわけではない(他のアジアの国も寄与している)」となります。

まあ、のこりの部分はそれほど難しくありませんね。
「(日本は)新しいマーケティング戦略の実験場としても寄与している」となります。
そして、先の倒置法のぶぶんからあわせても、この部分が強調されていて、「日本で新たな製品のテストをしてアジアで稼ぐ」という文意が読み取れてきます。


というわけで、単語がわからなくてもなんとか読んでいくことができます。
英語と聞くとビビってGoogle翻訳さんに頼りたくなりますが、まあ私も頼っていますが、文章の主張自体は推測で大体つかめるので、たまにはgoogle先生に頼らず英文を読んでみてはいかがでしょうか。

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