2012年3月8日木曜日

"291 things every developer should know"でLTしてきた

デベロッパーが知るべき291のことというイベントに参加してきました。

ニコニコ生放送でも放映されていたようです。

  • 監訳者の紹介とコメント
  • 監訳者たちがデベロッパーとして課題だと思っていることを議論する
  • 読者達による98個目の知るべきこと(LT)
という内容でした。

当日のtogetter@sinyaa31さんによって既にまとめられています。


当日の議論


同じテーブルに座らせてもらった@sue445さんいわおさん澈さんと議論しました。

1.チームワーク

まあ、メンバーの他の人に仕事してもらいやすいようにやりたいよねっていった感じの話をしましたが、

他の人(他者)っていうのは何だろうという、エマニュエル・レヴィナスばりの問いが立てられた所で終わってしまいました。

チームワークというのは、今眼の前にいるメンバーだけのことではなくて、

どこの誰だかわからない人も含めてチームメンバーではないのかという意味ですね。

そういえば、『プログラマー97』本で、恥ずかしいテストデータを作らないというのがあったと思いますが、

これはまさに、どこの誰だかわからない人も含めたチームメンバーのために仕事をする

というのに当てはまる気がします。

また、どこの誰だかわからない人をメンバーとして考えるという点で行くと、

最近よく言われるソーシャルコーディングというのも含まれると思います。


PM、アーキテクト、プログラマーあえて一番重要な役割を選ぶならどの人?

これは答えは出ませんでした。

この3つの役割がうまく回ってこそのプロジェクトであり、プロダクトだろうということで。

ちなみに私の中での勝手な物理的形態ですが…
  • PM … デリバリー
  • アーキテクト … 品質
  • プログラマー … 製品
という感じです。


少子化、国際化、ユーザー企業の意識の変化におけるプログラマーの生きる道

内容的には一番シビアなものでした。

ソフトウェアは価格の叩き合い、運用コストについても価格の叩き合い、データセンターは土地が大きい所(アメリカ)が有利という中で、

日本の情報産業というのは生き残れるのか?もし生き残るとしたらどのようにして生き残るべきなのか?

少子高齢化という現状において、日本の労働力をどのように支えていくのか?

また、外国人労働者の占める割合が極端に低い日本でどのように労働力を確保するのか?

一つ一つが重たい内容だったと思います。


私はわずかではありますが、英語が話せますので、海外に行ってやっていくという自信はあります。

したがって、それほどこの問題への自分への影響はないのかなと考えています。


ただ、まあ、社会問題として考えるなら、結構私は極論を走っていて、

「どんどん外国人を受け入れればいいじゃないの?」と思っていたりします。

イタリア系ブラジル人なアレッサンドラ・アンブロジオみたいなお姉様大歓迎でございます。

人口が少子高齢化で減ってしまう分、補給しなければ、サービスが廃れていくわけですし、新たなサービスの創出などもできないわけで、

小さな島国といえど純血度を下げてでも、海外の人口を受け入れなければやっていけないのではないかと思っています。


まあ、そうは言っても、これには高度に政治的な判断もあるでしょうし、

言葉の問題もあるでしょう。

なので、私が考えるほど単純な問題ではないと思っています。


懇親会 + LT


LTでお話をさせて頂きました。

実は私97本のうちのひとつ『97 things every Project Manager should know』だけは英語版で持っていて、

邦訳が発売される前に既に読んでいました。

そのようなことを元に、英語で英語の本を読もうというようなテーマでLTをしました。


しかし、英語の本を見ていると、

日本では某◯山先生が注目したことによってオワコン感たっぷりなSpring Rooに

cookbookとか出ていたりして、海外と日本とで技術の流行(?)に差があることがよくわかります。

Groovyなんかも同様で、やはり英語の文献は数が多いですね。

Groovyは日本だとマイナーな言語ですが、海外ではそうでもないみたいです。


懇親会の方

オライリーの方がいらっしゃったので、Gradle本とRoo本の翻訳をやりたいんですけどと申し出てみました。





オライリー・ジャパンでは薄い本についての翻訳は今対応を検討しているところだそうですが、

もし面白い本であればいってくださいとの回答でした。

この辺の本の邦訳があるといいなと思ったりするんですけどね






実は英語の本を漁っていると面白そうな本ばかりで、逆に最近の日本の書籍に興味を持てなくなりつつあったりします…

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